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はり灸
久保田針灸院
電話 0463-68-6505
2023年7月より電話番号変更しました。

鍼灸の歴史
はりきゅうの事をよく知って頂くために、その歴史を簡単に紹介致します。
鍼灸の歴史はとても古く、その起源は紀元前の中国の王朝、殷、周にまで遡ることができます。日本に伝わったのは西暦562年、中国の僧侶が仏教や儒教の経典とともに鍼灸の医学書を携えてやってきたのが最初とされています。去年(2024)の大河ドラマ「光る君へ」は平安時代(794ウグイス!)を描いていますが、主人公の父親が中国の鍼師から初めて鍼を受けるシーンがありました。そのころには日本にも伝わってはいるはずですが、まだ認知されていない様子がうかがわれます。江戸時代になると庶民の間にも広がり、松尾芭蕉の「奥の細道」の冒頭に足三里のツボにお灸をすえて旅に出発する様子が書かれています。
漢方とともにこの国の医療を支え、同時にこの国独自の研究、研鑽がなされていましたが、江戸時代の終焉とともに状況が変わります。西欧列強の影響を受けた明治政府はドイツ式医学を制度化し、鍼灸も含めた伝統医学は強く否定され、国としては認められない状態になります。しかし、伝統的に続いていた鍼灸、漢方は民衆の間で根強く支持され続けます。その結果、第二次世界大戦後に改めて医療制度として見直され、国家資格として制定されるようになりました。昨今ではアジアはもとより西欧においても広がりを見せ、世界保健機関(WHO)も1996年にはりきゅうの適応疾患として四十九疾患をあげています。



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